からだの構造ならびに機能にあった「上手なからだの使い方」、つまり「美しく立ち、美しく動く」ための教養、理論が3つのAです。それを身につけるために必要な基本の基が実技としての3つのS、すなわちSquat(スクワット)、Stretching(ストレッチング)、Spine exercise(背骨ほぐし)です。


スクワットは足腰の多くの筋肉を鍛える「トレーニングの王様」です。
 
同時に正しいフォームで行えば良いアライメントを学び、からだのバランスを高めることができます。 自分のフォームを確認し、効果的なスクワットを習得するには、「コーナースクワット」が最適です。

 

ひざを曲げたときに、ひざが内側(女性の方は内またが多いので内側に入りがちです)や外側にぶれるのをグッとこらえて、背筋をのばしてゆっくりやってみてください。
1セット5~6回を1日数セット、これを2~3週間続けると身体が正しいスクワットを覚えられます

ストレッチを行うときは、アライメントを意識して筋、腱、関節を伸ばして、力のかかる方向、かかり方を意識することが重要です。柔軟性は体力の一部であり、不測の事態から身をまもる強い味方でもあります。

ここでお勧めのストレッチは「真向法(まっこうほう)+α」です。
真向法は前屈と後屈、あわせて4種類の股関節を中心としたストレッチからなる健康法です。これに横を伸ばす、回転してねじれる動きを追加したのが、ワタライ式「真向法+α」です。

背中ほぐしは現代人に必要不可欠な体操です。言うまでもなく人間は脊椎動物です。 しかし、現代人は生活のなかでほとんど背骨を動かしていません。 同時に意識しないで背骨を酷使しています。首痛、肩こり、腰痛で苦しんでいる人が多いのも、そのことが一因です。
 
ここでは「肘まる体操」をご紹介します。

ポイントは腕だけで回すのではなく、「背中を動かす」つもりで大きくひじを回すことです。肩のうしろの肩甲骨、前のろっ骨、さらに背骨も動いていることを感じるまで大きく回してみてください。手で襟口を持つのは手を自由にすると背骨が動かないからです。器用な手に仕事を与えて、肘で大きなまるを全身で描くのがこの体操です。


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