【レポート】視覚障害の方へのロコモ指導を行って

ロコモ美立体操インストラクターのAさんが、視覚障害の方にロコモ指導を行いました。
その経験をインストラクターの皆さんにもシェアするためにレポートを書いてもらいました。
ぜひ参考にしてください。

参加者は128名で、運動習慣があるのはその内5名程でした。
視覚障害の方の身体活動の必要性を感じました。

まずエクササイズを始める前に
「座骨を意識して座りお腹周りに力を入れましょう」
と坐位姿勢の安定を保持するための呼びかけをしました。
また、日頃からこの姿勢を保つ事で、身体の不調を避けられることを伝えました。
渡會先生に教えて頂いた、『坐禅儀』 の「鼻は臍・耳は肩」を指導すると、より姿勢が良くなりました。

次に、背骨ほぐし肘まる体操を行いました。
美立体操のテキストに載っている手順を言葉で伝えると、一斉に行う事が出来ました。
視覚障害の方は、耳で聞いた言葉を行動に変える能力に優れていると感じました。

次に、ロコモについて説明を行い、7つのロコチェックを行いました。
これは、付き添いの方にイラストで提示することで、1つ、1つが意味する内容の説明することができました。
靴下を片脚で履く事は、バランス力、下肢筋力などが必要となる、という様に解説しました。
7つのロコチェックの意味を伝えて、運動器のケアを理解して頂ける様に努めました。

最後に、ロコトレの説明を行い、実践しました。
自宅での実施を考えながら安全面に配慮し、座位で出来るロコトレを紹介しました。
普段ロコトレは模倣してもらうことで行っていますが、視覚障害の方が対象なので、ロコトレの実践を言葉で説明しました。
しかし、そのなかで「このように」「そのように」などを多用してしまいました。
参加者の方から、「指示語ではわからない」とご指摘がありました。

また、参加者の方から、気づいたことをすぐに伝えて欲しいと訴えられました。
私はその訴えに戸惑い緊張しました。
私が緊張してしまったために、伝えるべきことを伝えられず、帰りには涙が出ました。
私は、皆さんの大切な時間を頂いています。
緊張せずに、わかりやすくお伝えする事が出来なければいけないと実感しました。

今回のロコトレ教室を行い、言葉の大切さを感じました。
声にのせて気持ちや、思いを伝えることと共に、わかりやすく伝えられる言葉を必要とすることを学びました。
今回、このレポートの提出の課題を頂き振り返りのチャンスになりました。
感謝しています。ありがとうございました。

渡會より

視覚障害者は体力がないことは、以前から指摘されています。半盲の方と比較すると全盲の方では体力が低いというデータもあります。
このレポートでも運動習慣がある人は非常に少ないことが述べられていました。
スクワット、ストレッチ、背骨ほぐしの美立体操なら、転倒することもなくできます。
皆さん、ぜひ、視覚障害の方に美立体操を広めてください。

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