美立教室3月のテーマ

3月のテーマは「身体を回転しよう」です。
平昌五輪を見ていて思いつきました。
スケートでもスノーボードでもスキーでも回転が出てきます。
私にはフィギュアスケートの4回転ジャンプを見ても、スロービデオで解説されない実際に何回転していたのか分かりません。
スノーボードでは1440という言葉が出てきました。
1回転360度を4倍すると1440度というわけで、英語ではフォーティーンフォーティと叫んでいました。
これはもっとわかりにくく、スロー再生でも分かりませんでした。
ネットで画像による解説を読んだのですが、それでもよく分かっていないと思います。
身体の回転について考えていくうちに、身体を回転することはいろいろな動きに見られると思いついて今回のテーマにしました。

辞書(デジタル大辞泉)で回転を調べると以下のように書いてありました。
かい‐てん〔クワイ‐〕【回転/×廻転】[名](スル)
1 物が、ある軸を中心としてまわること。「―式のテーブル」「翼が―する」
2 からだを転がしたり、宙がえりしたりすること。「―レシーブ」「マット上で三―する」
3 機能を十分生かした働きをすること。存分に活動すること。「頭の―が鈍い」「人員を―させて事務をさばく」
4 物事が、動きをくり返すこと。「資金の―が早い」
5 サービス業などで、客が新しい客と入れ替わること。「客の―が悪い」
6 「回転競技」の略。

今回のテーマは「身体の回転」なので、前記の辞書の意味で言えば、1 や2 に当たります。
具体的な動きでは、マット上で3回転するとか、鉄棒の大車輪で何回も回転するとかになります。
大車輪は鉄棒が軸になって身体が回転しますが、マット上での回転はどこが軸なんだろうと難しくなります。
フィギュア・スケート選手の4回転は頭から足裏までの長軸(垂直軸)に対して回転する分かりやすいものです。
立ったままでは若いアスリートでも2回転は無理でしょう。
わたしも半回転くらいはできるかなとやってみたらできましたが、1回転は無理でした。
スケートの場合、回転するには滑って、加速・減速・ジャンプという動きが必要です。
助走、身体の向き、足の使い方、スケートの刃の使い方の違いでサルコウとかトウループとかフリップなどの違いが出てきます。
テレビで解説者はすぐに今のはトウループですねとか言いますが私には分かりません。
いずれにせよ、若くてトレーニングしないとできないことです。
その中で、最大の要素は垂直にジャンプする能力だと思います。

そして、我々中高年に自問します。
「最近、ジャンプしたことがありますか?何㎝くらいジャンプできますか?」
年を取るとジャンプができなくなります。
これは年のせいか?筋力の低下のせいか?ジャンプしなくなるという習慣のせいか?答えは全部合わせたものといえるでしょう。
最近読んだゴルフの雑誌には、立ち幅跳びで飛距離がわかると書いてありました。
昔、体育の世界で聞いた話では連続五段跳びが競技力と相関するということでした。
でも、いきなりジャンプする能力を高めようとジャンプを練習するのではなく、その前にスクワットから始めましょう。
いつも言うように、いいアライメントでおこなうことが大切です。
自分の体重をしっかり支えることができるようになったら、重さを持ってスクワットをします。
自分の体重くらいは平気でできるならジャンプをしましょう。

年をとるとどのくらいジャンプできなくなるのか知りたくなります。
そこで探してみると、年齢別垂直跳びの10歳から70歳の男女のデータが、都立大学体力標準値研究会(2009)の仕事でありました。
それによると、10歳でも男子のほうが大きく34.9と32.4cmで、60歳では37.5 と24.0 cmでした。
ピークは男女とも17歳で61.5と43.7cmで、70歳では28.0 と18.5 cmです。
20歳を過ぎると年々値は低くなっていくのが現代人です。

ところで、いろいろなスポーツ選手の動きの中でのキモは背骨の動きだと思います。
スピードスケートを見ていて、大きく手を振ることで背骨を回転させて体重移動しているのだと感じました。
右手を大きく振り上げたときには右足にしっかりと乗って氷を押しているなと見えたのです。
スケートの刃の横方向に押して力を生み、もう一方の足のスケートの方向に乗り込めば抵抗もなくスーと進めるのです。
この手の動きはカーブの時は片手で行っていました。
よく見ると、まっすぐの時でも片手を振っていることもあり、振らない方の手は腰に置いていました。
肝心なのは背骨を交互に回転することで足と手を同期させて滑るということです。
私自身、この冬のスキーの時に確かめてきました。
緩斜面でスケーティングするときに、腰の真ん中に手を置いてもう一方の手で背骨を回すように振ってみると上手く、体重移動ができました。

さて、美立教室では床で寝転んで回転しようとごろごろ転がってもらいました。
何回転できるかと思いましたが、仰向けから横向き腹ばい横向き仰向けと1回転するのがやっとで、目が回りました。
回転がテーマですので、回転座り、回転立ち上がりの体操を行いました。
立って身体を回転させようと回転するスワイショしました。
手を振りながら身体を回転することを繰り返しながら、身体に意識を向け、長軸に対して回転する装置は脊椎と股関節だけだという知識を身体の動きと一致させるつもりで行いました。
肘まる体操も腹ばいワイパー体操も背骨の回転が中心の動きです。
いつもの3つのSを踏まえて、身体を上手に回転させようと行いました。

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