美立教室11月のテーマ

11月の美立教室のテーマは「基本動作、美立の黒帯になるには」です。
「基本動作」とはなにかとインターネットで検索してみると、リハビリ、武道、消防、社会人としての基本動作がでてきました。もちろん、我々にとっては美しく立つことが基本的な動きですが、立つ前に起きることが重力の世界では基本です。そして、その前の、這うこと、寝返りを打つことも基本動作になります。生きていく本当の基本動作は呼吸、摂食、排泄でしょうか。

「美立の基本動作」は美しく立つことです。立てる人たちが痛くならないよう、疲れないよう、よりよい立ち方を探して身につけようとすることで3つのAをめざし、具体的に3つのSを行おうというのです。これをしっかり身につけ、頭でも理解して生活習慣にすることを美立の目標としています。

美立道場に通って長くなる人に有段者になってほしいなと思い、美立の黒帯に必要なことを考えました。
【美立の黒帯がめざすこと】
その第一は、身体の仕組みに興味を持つことだと思います。まず立つための下肢の関節(骨盤・股関節・膝・足関節・足)の仕組みと並べ方についてです。
股関節は骨盤と大腿骨からなる大きな関節です。いろいろな方向に動きます。大きなお尻がヒトの特徴といわれますが、たくさんの筋肉が何層にもなって働いています。膝は、大きな可動域の股関節と違って、曲げ伸ばしの構造です。この膝を捻るからこわれるのです。膝を多少ねじってもなんともないのは、球形の股関節と足の距骨下関節のおかげです。つまり、ヒトの足は回外、回内するということです。
そして、その組み合わせによっていろいろな立ち方が可能になり、その人の癖ができてきます。足のタコや靴の変形はいままでにかかったメカニカルストレスを物語るものです。
そこで、障害持つランナーに限らず診断治療には走り方だけでなく、歩き方、立ち方のチェックが必要になります。

第二に、アライメントよいスクワットを身につけていることが望まれます。
チェックポイントとしては、
・足の真ん中に荷重している。
・曲げた膝がつま先を向いている。
・曲げた膝がつま先をこえずにハムストリングに力が入っている。
・かべ体操して壁から離れるとおかしいと感じる。
・股関節を中心として、背骨、下肢をストレッチする技術がある。
さらに、以下のことを身につけているといいでしょう。
・真向法をおぼえて、継続している。
・背骨をイメージでき、背骨ほぐしができる。
・ワイパー体操・ホフク体操・肘まるが上手にできる。

中級レベルは以下のことを身につけていることが望まれます。
・壁なしでもよいアライメントでスクワットできる。
・片足でもよいアライメントで立ち、スクワットできる。
・よいアライメントでレッグランジができる。
・また、基本のストレッチは床で行う真向法です。
・真向法するなかで、骨盤を立てることが理屈と体で分かることが望まれます。第2,3,4法で伸びるハムストリング、内転筋、大腿直筋が分かるようになってください。
・基本の背骨ほぐしでは、身体の動きの中での背骨の動きがイメージできる。
・ホフク前進、後進ができる。
・八段錦を覚え一人でできる。
・初級者の3つのSの指導ができる。

上級レベルでは以下のことを身につけていることが望まれます。
・スクワット、ランジ、歩きの中で股関節をイメージできる。
・動くなかで背骨と上肢下肢との連動が分かる。
・膝のアライメント、足のアーチがわかる。
・椅子でも真向法が指導できる。
・八段錦の指導ができて、その中の3つのS(スクワット、ストレッチ、背骨ほぐし)が分かる。
・中級者の指導ができる。

さらに工夫をしてアイディアを練り、勉強をして知識を求め、より良い体の使い方をめざしていくのがいいなと思っています。そこで、インストラクターの皆さんの精進を期待しています。

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