美立教室8月のテーマ

8月の美立教室のテーマは骨のマッサージです
骨のマッサージとはあまり耳馴染みがないかもしれませんが、骨を触ろう、筋肉を緩めようということです。

骨のマッサージについて参考とした本があります。
血管マッサージ:妹尾左知丸(岡山大学名誉教授)著、ベストセラーズ2006
病気からカラダを守る血管マッサ-ジ健康法:井上正康(大阪医科大学教授)著、永岡書店2012
の2冊で、お二人は師弟の関係だとのことです。
血管マッサージとは、妹尾先生の言葉です。
病理解剖をしていて、患者さんが年取った人でも、病巣以外はきれいだった経験から、結局のところ血流が大事だと考えたそうです。
身体の血液は血管のすべてを満たす量はなく、必要なところに流れるシステムなので、不活発な生活習慣では流れない部位も出てきます。
運動すれば血流が増すので、身体を動かせないひとは機械的に血流を促すことをやればよいと考え、動脈マッサージというのもを思い付いたとのことです。

血管マッサージの方法や効用についても上記の著書に書かれています。
【血管マッサージの効用】
運動・スポーツの代わりになる
血流が増える
血液うっ滞がとれる
簡単、どこでも、道具がいらない
手やマッサージする部位の脳の血流も増す
リラックス効果がある
若さを保つ効果がある
脳トレ効果がある

【血管マッサージの方法】
手のひらを皮膚にピッタリ密着させ
血管をしごくように
骨に向かって皮膚を押し付け
上下左右に
痛気持ち良い強さで
中~細動脈には自律神経がびっしりと取り巻いていることに注意する

頻度に関しては、順序立てて(井上)どこでもいつでも(妹尾)と見解が分かれています。
【井上先生の見解】
毎日決まった順序で
手→腕 →頭部→顔→首→肩→胸→おなか→腰→背中→鼡径部→ふともも→膝→足
時間がないときは、手→頭部→顔
【妹尾先生の見解】
特に順番はない
皮膚をずらして動脈を意識してやればよい

これを基にして、意識して骨を触ろうということを考え、コッキンカンマッサージと名付けました。
コッキンカンとは、骨筋管です。
骨と皮膚の間には筋肉と血管、リンパ管、神経があります。
筋肉を緩めると骨を触ることができます。
骨を触ることができれば、間にある血管もマッサージされます。

そのために、筋を緩めましょう。
筋肉は75%が水分で、年をとると筋肉の量も含まれる水分も減っていきます。
関節を跨いで起始(スタート)と停止(ストップ)があり、起始と停止を近づけると緩み、遠ざけるとストレッチされます。
起始を停止に近づけるポジションを取って、意識して力を抜くと筋肉はゆるみます。
また、操体法、PNFといった、力を入れておいて脱力するテクニックもあります。
しこりがありマッサージすると痛いことも、筋肉が短くなっていることもあります。

いろいろな部位を触って、コッキンカンマッサージをして血流を増やしましょう。
まず触りやすいところから始めます。
【骨間筋(手の甲の中手骨の間)を触れる】
手のひらを机に置いて、上に置いたもう一方の手を動かし、骨を動かし筋肉の動きを感じてみる
【太ももの大腿骨を触れる】
手のひら、手の甲を太ももにおいて動かす
【肘前腕の骨を触る】(手指を動かす筋肉は肘に着いている)
ふとももに肘を置き、置いた前腕の上に手を置いて前後に動かし、前腕を転がす
橈骨と尺骨を触る
筋肉を触る(しこりがあるか?)
力を抜いて転がす(最初が転がるように動かす、最後は力が抜けて、転がるように)
上腕の骨を触れるか、手を移動する
肘の輪郭を骨で触ってみる
【腓骨を触る】
腓骨頭と外果は体表から触れる
筋弛緩すれば全部触れるが、硬い筋肉の人が多い
足の置く位置を工夫して、ポジションを変え、起始と停止を近づけるとると筋が弛緩するので力が抜けたところで確認する
母趾を屈げると腓骨下部に長母指屈筋の収縮を触れる
母趾球に力を入れると腓骨に置いた指に腓骨筋の収縮を触れる
腓腹筋越しに長趾屈筋や後脛骨筋を触る
【足の骨を触る】
足の甲の中足骨の間の骨間筋を触る

動きなどが伝わりずらいかもしれませんが、あえて文字だけで書いています。
画像、イメージがほしい人は美立健康協会会員ページに、パワーポイントのスライド原稿の入手方法を掲載していますので、ご参照ください。
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